背景

Muribaculaceae科のUBA7173は、近年その抗炎症性とSCFA産生能に注目が集まる腸内常在菌です。単独摂取と比較して、Kes＋Inuの併用がこの菌の増加を強く誘導するかどうかはこれまで未報告でした。

結果

Kes＋Inu群においてUBA7173の相対存在量が有意に増加した

要約

Kes＋Inuの併用は、抗アレルギー性腸内菌UBA7173の定着を促進し、免疫応答の調整に寄与する可能性が示されました。

今後の可能性

UBA7173をターゲットとしたプレバイオティクス設計は、腸内フローラベースのアレルギー改善戦略に繋がる可能性があります。

(Takahashi H et al, JNSV, 2025)