背景

プレバイオティクスの一つであるフラクトオリゴ糖は腸内環境の改善効果を有することが知られていました。しかし、フラクトオリゴ糖に主に含まれるケストース、ニストース、1-β-フルクトフラノシル-ニストースのその成分が最も有効であるかは知られていませんでした。

結果

腸内有用菌であるBifidobacterium bifidumとケストース、ニストース、フラクトオリゴ糖、グルコースをそれぞれ添加した培地を用いて培養を行った。その結果、ケストースがB. bifidumを最も増床させた。

要約

ケストースは腸内有用菌を増加させる。

今後の可能性

ケストース摂取による腸内細菌叢の変化が宿主へ有用な作用を示す可能性がある。

引用文献

T Tochio et al, Foods, 2018