百科事典
複合プロバイオティクスとハイブリッドグルーパーにおける腸内有用菌セトバクテリウム属・マイクロバクテリウム属の増加
背景
養殖魚では腸内細菌叢のバランスが飼料利用や免疫機能に関わることが知られており、有用菌の定着を促すプロバイオティクスの活用が広がっている。ハイブリッドグルーパーにおいても、複数菌株の複合投与による腸内細菌叢改善効果が検討されている。
結果
Bacillus cereus単独投与区(BC)、Exiguobacterium acetylicum単独投与区(EA)、両者混合投与区(Mix)、陽性対照区(市販乳酸菌製剤、P)、無添加対照区(C)の5群で60日間飼育した結果、腸内細菌叢のCetobacterium属およびMicrobacterium属の相対存在比はMix区で他の4群に比べて有意に高かった(p<0.05)。
要約
Bacillus cereusとExiguobacterium acetylicumの混合投与は、いずれかの単独投与よりも顕著にハイブリッドグルーパー腸内の有用菌(Cetobacterium属・Microbacterium属)を増加させることが示された。
今後の可能性
複数菌株を組み合わせた複合プロバイオティクスの活用が、養殖魚の腸内細菌叢改善を通じた健康維持・生産性向上に貢献する可能性がある。至適な菌株の組み合わせについては今後さらなる検証が期待される。
(Xie G et al., Microorganisms, 2024)

