百科事典
発酵飼料とバメイ子豚における血中尿素窒素の低下
背景
バメイ豚は中国青蔵高原原産の在来豚種で、離乳期の子豚は飼料の切り替えにより消化機能や腸内細菌叢が不安定になりやすい。発酵飼料は乳酸菌や枯草菌などの有用菌を活用し、腸内環境を整えることで栄養利用効率を高めると考えられている。
結果
25日齢のバメイ子豚を対象とした28日間の試験で、Lactobacillus plantarum発酵飼料区(L)、Bacillus subtilis発酵飼料区(B)、両菌を混合した高配合区(H)を対照区(CK)と比較したところ、血中尿素窒素(UN)はH区で対照区より有意に低下した。血中尿素窒素の低下は、タンパク質がより効率的に利用されていることを示唆する。
要約
発酵飼料の投与は、腸内環境を介してタンパク質利用効率を高め、血中尿素窒素を低下させる可能性が示された。
今後の可能
発酵飼料は、抗生物質に依存しない子豚管理の手段として、飼料効率の向上や環境負荷の低減に貢献する可能性がある。
(Zhang M et al, Animals, 2024)

