百科事典

イヌリンとAST

背景

AST(GOT)は肝臓に多い酵素ですが、心筋や骨格筋にも存在します。肝細胞が傷つくと血液中に漏れ出て上昇し、肝炎、脂肪肝、アルコール性肝障害、薬剤性肝障害などの手がかりになります。ただしASTだけでは肝臓由来と断定できず、ALTやγ-GTP、ビリルビンなどと合わせて評価します。軽い上昇は再検で正常化することもあります。

 

結果

マウスに対してイヌリンを16週間与えた結果、血中AST量が減少しました。この結果からイヌリンは血中AST量の減少に有用である可能性があります。

 

要約

イヌリンは血中ASTを減少させました。

 

今後の可能性

イヌリンが血中ASTを減少させることで、肝疾患の予防につながる可能性があります。

(Wei W et al, Nat Microbiol, 2023)