百科事典
アボカドと肥満成人における胆汁酸
背景
胆汁酸は、肝臓でコレステロールから合成され、胆嚢に貯蔵された後、食事に応じて小腸へ分泌される物質で、脂質の乳化(ミセル形成)を通じて脂肪の消化・吸収を助けます。胆汁酸には一次胆汁酸(例:コール酸、ケノデオキシコール酸)と二次胆汁酸(例:デオキシコール酸、リトコール酸)などがあり、生理活性分子として代謝や炎症と関連し得ることから、代謝疾患との関係が研究されています。
結果
肥満成人を対象とした12週間のアボカド摂取試験において、便中胆汁酸のうち一次胆汁酸(特にコール酸)が、対照群と比べてアボカド摂取群で有意に低値を示しました。
要約
アボカドの摂取は、便中の胆汁酸(コール酸)を低下させた。
今後の可能性
アボカドの摂取は、便中胆汁酸の低下と関連し、健康の維持・増進に寄与する可能性があります。
(Thompson SV et al., The Journal of Nutrition, 2021)

