百科事典

シンバイオティクスとブロイラーにおける生存率の改善

背景

ブロイラー生産において、生存率は生産効率と家畜福祉の両面から重要な指標である。育成期間中の死亡は、腸内環境の乱れや慢性的なストレス、軽度の腸管障害などが複合的に影響すると考えられている。

 

結果

シンバイオティクス投与群(PS)は、対照群(CTRL)と比較して育成期間を通じて一貫して高い生存率を示した。全体の死亡率は、PS群で3.5%、CTRL群で5.3%であり、この差は統計的に有意であった(p < 0.0001)。また、この傾向は3農場すべてで共通して認められた。

要約

シンバイオティクスの投与は、育成期間中の死亡率を低下させ、生存率を安定的に向上させる効果を示した。

 

今後の可能性

死亡率の低下は、生産性向上だけでなく飼育の安定化にも直結することから、シンバイオティクスは腸内環境を基盤とした新たなバイオティクス戦略として、持続可能なブロイラー生産において今後さらに期待される。

(Prentza et al., Animals, 2023)