背景

乳タンパク質の閾値量は、乳アレルギーや乳糖不耐症などの症状を引き起こさないとされる摂取限界の目安です。個人差が大きく、微量でも症状が出る人もいますが、研究ではアレルギー患者では1mg以下のカゼインやホエイでも反応することがあるとされています。

結果

4から15歳の被験者に6ヶ月、ケストースを摂取させた結果、乳タンパク質の閾値量が増加しました。

要約

ケストースは乳タンパク質の閾値量を増加する。

今後の可能性

ケストースが乳タンパク質の閾値量を増加させることで、食物アレルギーの改善につながる可能性がある。

(Shibara R et al, Pediatr Res, 2023)