背景

通常の食餌に比べて、高脂肪の食餌をマウスに給餌すると、便量が減少することが報告されています。これは、腸内細菌叢の乱れにより、腸内発酵が抑制されるためと言われています。

 

結果

通常の食餌に比べて、高脂肪の食餌をマウスに給餌すると、便量が減少しましたが、その減少はアガロオリゴ糖を投与されたマウスで有意に抑制されました。

 

要約

アガロオリゴ糖は、高脂肪の食餌により引き起こされる腸内細菌叢の乱れに起因する便量の減少を抑制することができます。

 

今後の可能性

アガロオリゴ糖は高脂肪の食事による腸内細菌叢の乱れを軽減し、便（お通じ）を正常に保つ可能性があります。

 

 

 

(Higashimura Y. et al., Am. J. Physiol. Gastrointest. Liver Physiol., 2016)