百科事典

オーツ麦(β-グルカン)と腸内細菌

背景

腸内細菌叢は食事の内容によって変化します。特定の細菌群が増えることは、有用な代謝産物(短鎖脂肪酸など)の産生や、腸内環境の改善につながります。そのため、どの食品がどのように腸内細菌叢を変化させるかは、健康効果の根幹に関わります。

結果

マウスに脂肪の多い食事にオーツ麦のβ-グルカンを追加して摂取させた結果、糞便中の腸内細菌叢において Ruminococcus(ルミノコッカス)、Lactobacillus(乳酸菌)、Bacteroides(バクテロイデス)などの細菌群が有意に増加しました。

要約

オーツ麦(β-グルカン)の摂取は、特定の細菌群を増加させた。

今後の可能性

オーツ麦によって増加したこれらの細菌群が、宿主の肝臓の保護や全身の代謝改善に関与している可能性があります。

(Jaeger JW et al, JHEP Rep, 2024)