百科事典
くるみと二次胆汁酸
背景
胆汁酸は、肝臓でつくられて脂質の消化吸収を助ける成分です。最初に体内でつくられる一次胆汁酸は、腸内に入ったあと一部が腸内細菌によって変換され、二次胆汁酸になります。二次胆汁酸の中には、腸内環境や炎症と関わるものがあり、増えすぎると大腸や腸管の健康に悪影響を与える可能性も示されています。そのため、食事によって二次胆汁酸がどう変化するかは、腸内環境を考えるうえで重要な指標の一つです。
結果
健康な成人に42 g/日のくるみを3週間摂取させた結果、糞便中の二次胆汁酸である deoxycholic acid は25%低下し、lithocholic acid は45%低下しました。
要約
くるみの摂取は二次胆汁酸を低下させた。
今後の可能性
くるみによる二次胆汁酸の低下は、望ましい腸内環境に関連する可能性があります。
(Holscher HD et al, J Nutr, 2018)

