百科事典
くるみと腸内細菌
背景
腸内細菌叢は、腸内に住む多様な細菌の集まりで、食べ物の消化を助けたり、短鎖脂肪酸などの有用な代謝産物をつくったり、免疫や腸のバリア機能に関わったりしています。腸内細菌のバランスが崩れると、肥満や心血管疾患、腸の炎症などと関係することも知られています。そのため、食品の摂取によって腸内細菌がどう変わるかは、健康効果を考えるうえで重要です。
結果
健康な成人に 42 g/日のくるみを3週間摂取させた結果、Faecalibacterium、Roseburia、Clostridium、Dialister が増加し、Ruminococcus、Dorea、Oscillospira、Bifidobacterium は低下しました。
要約
くるみの摂取は腸内細菌を変化させた。
今後の可能性
くるみによる腸内細菌の変化は、腸内での代謝や宿主の健康に関わる可能性があります。
(Holscher HD et al, J Nutr, 2018)

