百科事典
難消化性デンプンとIHTC
背景
肝内トリグリセリド含有量 (IHTC) とは、肝臓の細胞内に蓄積されている中性脂肪(トリグリセリド)の量を示す指標です。主に脂肪肝の程度を評価するために用いられ、数値が高いほど肝臓に脂肪が多く蓄積している状態を意味します。過食、運動不足、肥満、糖尿病、過度の飲酒などが増加の原因となります。肝内トリグリセリドが過剰になると、単純性脂肪肝から脂肪性肝炎へ進行する可能性があります。食事改善や運動習慣の見直しにより減少が期待できます。
結果
MASLDの患者に難消化性デンプンを40 g/日で4ヶ月与えた結果、IHTCの減少が示されました。この結果から難消化性デンプンはIHTCの減少に有用である可能性があります。
要約
難消化性デンプンはIHTCを減少させた。
今後の可能性
難消化性デンプンがIHTCを減少させることで、さまざまな生活習慣病の予防につながる可能性があります。
(Ni Y et al, Cell Metab, 2023)

