百科事典

ケストースと胆汁酸

背景

胆汁酸は肝臓でコレステロールから作られる物質で、脂質の消化・吸収を助ける働きを持っています。脂肪を乳化してリパーゼの作用を促進し、小腸からの脂溶性ビタミン吸収にも重要です。大部分は小腸で再吸収され、再び肝臓へ戻ります(腸肝循環)。

結果

ラットに高脂肪食とケストースを2週間摂取させました。その後、盲腸における胆汁酸量を測定しました。その結果、ケストースの摂取によって1次胆汁酸であるコール酸などの脱抱合型胆汁酸濃度が増加しました。

要約

 

ケストースは胆汁酸代謝を変化させます。

 

 

引用文献 : Kuramitsu K et al, Nutrients, 2025