百科事典

ガラクトオリゴ糖とO157感染時の大腸菌定着抑制

背景

腸管出血性大腸菌O157は、腸管内に定着することで、下痢や出血性大腸炎、溶血性尿毒症症候群などを引き起こす病原菌である。腸管への定着を防ぐことは、感染予防上きわめて重要です。

 

結果

O157に感染させたマウスにガラクトオリゴ糖を投与した結果、回腸および結腸におけるO157の定着率がそれぞれ65%・62%低下した。腸粘膜層での菌数も有意に減少していました。

要約

ガラクトオリゴ糖は、腸内におけるO157の定着を有意に抑制し、感染予防効果を有することが示されました。

 

今後の可能性

ガラクトオリゴ糖は、腸内での病原菌の定着抑制を通じて、食事による感染予防対策の一環として活用される可能性があります。

(Zou Y et al, Foods, 2020)