百科事典
ケストース+イヌリンの併用摂取によるアレルギー症状緩和効果
背景
プレバイオティクスによるアレルギー緩和効果は、これまで短鎖フルクタン(Kes)や長鎖フルクタン(Inu)の単独摂取に焦点が当てられてきました。しかし、両者を併用することで、異なる腸内細菌への作用が重なり相乗的な免疫調整効果が期待されるにもかかわらず、その有効性はほとんど検証されていません。本研究では、KesとInuの併用摂取によるアレルギー症状への影響を初めて明らかにしました。
結果
OVAアレルギーモデルマウスでは、Kes群・Inu群・Kes+Inu群のすべてでアレルギースコアが有意に改善しました(p < 0.05)。ただし、併用群と単独群との間に有意差は認められませんでした
要約
KesおよびInuのいずれも、アレルギー症状を緩和する効果を持ちますが、症状に関しては併用による相加効果は確認されませんでした。
今後の可能性
単独摂取でも有効であることから、個別体質や目的に応じたプレバイオティクス選択の可能性が広がります。
(Takahashi H et al, JNSV, 2025)