百科事典

イヌリンと肝臓トリグリセリド

背景

肝臓トリグリセリドとは、肝臓内に蓄積された中性脂肪(トリグリセリド)のことです。食事からの糖質や脂肪が過剰になると、肝臓でトリグリセリドの合成が促進され、脂肪肝を引き起こします。放置すると脂肪性肝炎や肝硬変のリスクが高まるため注意が必要です。

結果

マウスに高脂肪食とイヌリンを16週間摂取させ、肝臓のトリグリセリド濃度を測定しました。その結果、肝臓トリグリセリド濃度は減少しました。

要約

 

イヌリンは肝臓トリグリセリド濃度を減少させました。

 

 

引用文献 : Wenchao W et al, Nature microbiology, 2023