食物繊維摂取量を米国医学研究所は19~38g/日、欧州食品安全機関と英国栄養科学諮問委員会は25~30g/日を推奨していますが、西側諸国では食物繊維摂取量が大幅に不足していることが指摘されています。また、食物繊維摂取量の減少が有用菌であるBifidobacteriumの減少にも寄与している可能性があります。
結果
本試験は肥満ではない、男性22人、女性28人が参加し、25人ずつに分け、チコリイヌリンスナックバーを7g/日で4週間摂取させました。その結果、糞便中のBifidobacteriumが増加しました。
要約
イヌリンはBifidobacteriumを増加させます。
今後の可能性
イヌリンの摂取によってBifidobacteriumが増加することは疾患の予防と関連する可能性があります。
引用文献 Reimer RA et al, Am J Clin Nutr, 2020